2007年10月21日

デザート馬鹿一代/Fous Desserts

 そろそろ紅葉の美しい頃でしょうか?モントリオールの話です。私が住んでいたアパートの近くの、お菓子屋さんのことを紹介させて下さい。写真は夏の物達ですが、今の季節にピッタリのお菓子ばかり…

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 (左)ダークチョコレートのブラウニー ガナッシュのハート入り、2.10$。フォンダン・ショコラを想像していただければよいと思います。中のガナッシュも濃厚で素晴らしいですが、周りのスポンジ生地もそれだけで美味しいんですよ!(右)メレンゲも魅力的。チョコレートチップ味も。
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 左写真は、ピスタチオがたっぷり乗ったサブレ。もちろん、クロワッサンもあります!
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 (左)モントリオールではchocolatine(日本語表記は「ショコラティン」?「ショコラティヌ」?)と呼ばれることの多い、パン・オ・ショコラ。(右)オリーブと一緒にグルグル巻き込まれているチーズは、グリュイエールだったでしょうか…。
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 (左)ジャーにポンポンと入れられたマドレーヌ軍団がかわいらしいです。チョコレート味、紅茶味など。(右)実はこのお店、チョコレートもなかなかなのです!手前はトンカビーンズ風味。このトンカ、検索すると日本のサイトではポプリの保留剤として販売されていました。バニラを更に上品にしたようなこの香り、既に多くのパティシエに注目されています!
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 (左)こちらは、誕生日ケーキならぬ「誕生日タルト」。ヘーゼルナッツにアーモンド、ピスタチオなどのナッツ達が「これでもか!」と叫び出さんばかりに、キャラメルクリームの中にどっさり詰まっています。芋を洗うと言いますが、ナッツを洗うといった感じ。(右)夕焼け空の下をこのお店に向かうと、ショーケースはスカスカ。かなり寂しい状態となっています。
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 こちらもスカッとしてしまっているケース内。
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 サントノーレなどが並びます…。店内では、チョコレートやコンフィチュールなど「ちょっとした素敵な物」も販売されています。何だか、経営者にもお客さんにも理想のお菓子屋さんですよね!
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 店名の「Fous Desserts」とは、「クレイジーなデザート達」という感じかしら?でも私はそれを意訳して、更に本来の意味を捻じ曲げて「デザート馬鹿」という言葉を頭に浮かべてしまうのです。

●Fous Desserts
809 Laurier Est Montréal
電話: 514-273-9335
営業時間(上の写真も参照して下さい): 日月休み、その他祝日なども休業の可能性あり 火・水8:00〜19:00 木・金7:30〜19:30 土7:30〜18:00

2007年08月17日

近所にある、こんな店/クインアマン

 美味しいパン屋さんと聞けば、つい香ばしい焼き菓子を結び付けてしまいます。Fromentierを紹介しましたが、我が家から目と鼻の先にある「Boulangerie Kouing Amman」を忘れてはいけません!ほとんどのパンは、大チェーン店「Premiere Moisson」の物。しかしクロワッサンなど、入って右手の棚に並ぶパンやお菓子は全て手作り!ブルターニュ地方の郷土菓子が中心です。昔はタイムとブルーチーズの直径15pくらいのパンを見かけたのですが、今は見当たりません。季節のせいかはわかりませんけれど、是非寒くなったら復活してほしいです。
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 (左)少人数で、効率よく仕上げていきます。クロワッサンをクルクルッと成形していく、この鮮やかな手つき!何枚か撮らせていただいて、こちらに笑顔を向けて下さった物もあったのですが…私の腕ではピンボケやミスフレームばかり。(右)「美味しい!」。夢中で頬張る綺羅。
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 (左)店名になるKouign amannクイン・アマンは、店の看板メニューでしょうね。プレーンよりも、リンゴ入りが好みです!結構な大きさで、お値段も安め。いい事尽くめ!(右)ある時は、パワーバーを試しました。これは確か、干しイチジク入りだったかしら。
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 クイン・アマンって、日本でも一時期流行しましたよね。ここには「流行り」があまりない分、定着する美味しい物も多いのです!関係ないですが、オメガ3ブームはいつまで続くのでしょうか?
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 以前は別のお菓子屋さんだったこのお店。一度友達に「Mt-Royalの通りにある、クイン・アマンのお店を知っている?」と尋ねると、「ああ、知ってる!前はひどい場所だったよね!?」と即答。共同経営者のクラリスという女性に以前のお店のことをきいてみると、すぐに「前の経営者も知っているし、当初は素晴らしい焼き菓子を提供していました…うちより美味しい物を!でも、彼は疲れてしまったんです」と、真剣に語ってくれました。好感度がますます上がりました。(右)お店が描かれたバッグも販売しています。なかなか粋な感じですよ。
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 店員さんのヒースと話す、バイトの女の子。硬質な美しさの中に、はにかんだ笑顔がかわいらしさを覗かせます。
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 (左)こちらも夏場は見かけていません、リンゴのケーキ。「すごく美味しい!」と感動していたピーカンタルトのように、製造中止の運命を辿っていなければいいのですが…それ以前に、正式名称は何でしたっけ?(右)マフィンのような小さなケーキ達も私のお気に入りです。レモンとオレンジがあるのです。これも普通のケーキとは食感が違って、繊細な感じで口の中で崩れます。
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 場所は、St-DenisとSt-Laurentの間。地下鉄Mt-Royal駅より歩いて約3分。もちろん、Laurierからでも徒歩圏内です。バスでしたら11番、30番、55番、97番。営業時間は上右写真の通り↑!
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 こちらはボツ写真です。何もそんなに辛そうな顔をしなくても…道行く人達を眺めながら、いい気分満喫のはずじゃない?

Boulangerie Kouing Amman
住所: 322 Avenue du Mont-Royal Est, Montréal
電話: 514-845-8813

2007年08月03日

美味しいパンとは、何か/Le Fromentier

 タイトルは疑問形ですが、その答えはここにあり↓
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 モントリオールで一番美味しいパン屋さんというと、必ず名前が挙がるのがこちらです。Le Fromentier。まだオープンして20年も行っていないお店です。かつてはFabre通りにあったのですが、面積拡大のために現在のロケーションに移りました。Laurierを、St-Denisから更に東に向かって歩いて行くとParc Laurierがありますよね。そこを越えると、2ブロック先にJean-Coutuが角に見えます。ちょうどその裏手に、地下への階段が…これが、お店の入り口!「階段のパン屋しゃん!」と綺羅は大張り切りなのです。
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 こちらの写真は、クリスマス当日(だったかな?)に撮った物。ですから閑散としていますが、お客さんがいようといまいとパンの美味しさに変わりはありません!とは言え、普段は人気のパンから順に飛ぶように売れてしまいます。出来るだけ早く来店されますように!私は土曜のRevolution Noirで何度肩を落としたことか…
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 うわぁー、どれにしようか?自分の一目ぼれしたパンに即決するもよし、じっくり説明を読んでからでもよし…私は何度来ていても、後者のタイプ。毎日焼き上がる(Quotidien)種類と、決まった曜日、または週に一日のみ作られる種類があります。毎日焼くということは、「それだけ需要がある=美味しい」ということですよね?でも、そうじゃないパン達もやはり魅力的で。
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 Berlinoisベルリノワ。小麦粉・全粒ライ麦粉が使用されていて、クルミとクミンそしてキャラウェイシードが不思議なアクセントに。水曜のみ。
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 (左)帰り道、紙袋をゴソゴソやってかじり出すのはいいのですが…これはちょっとすごいでしょう!ご覧の通り、まだ冬の最中の写真です。(右)ピザも焼いています。店員さんが、時間ごとにヨイショ、ヨイショと釜から出しているのです。
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 上で綺羅が食べているのが、こちらのFierté。(右)これは確か、Concasséではなかったかなぁ。その名の通り、砕かれた硬質小麦・ライ麦・とうもろこし・大麦・脱穀あわ(キビ?ここで言うmilletとはどちらでしょうか)・亜麻仁(フラックスシード・リンシード)が、一口目からゴリゴリ美味しいです。蜂蜜入り。
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 (左)Bande des Sept。小麦粉・大麦粉・米粉など全部で7種の粉が入ったこのパン。単に雑穀なのではなく、噛み締めるときちんとそれぞれの個性が生きています!ひまわりの種もいい味出していますよ。(右)Paradis Perdu…失われた楽園という意味のこのパンには、ライ麦、大豆、スペルト小麦、大麦、カラス麦(オートミール)のフレークがペタ、ペタ、ペタ…
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 このようにガラーンとした倉庫のような一室です。と言うか、きっと倉庫仕様だったのかしら。ちなみに、向かいに入っているハム・ソーセージ屋さん、チーズ屋さんと共同で借りているだけで別店なのだそう。
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 ブログに写真を載せてもいいですか、と尋ねました。随分照れられてしまったのでカメラを下ろすと、「あ、いや、気にしないけれど…」と口ごもりながらポーズを取ってくれた彼女。はにかんだ表情が印象的な一瞬でした。(右)カムット小麦のエピ。
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 大きなパン達が綺羅、星の如く!言い過ぎかしら?でもたかがパン、されどパンですよね。下段がベルリノワ。
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 (左)これは食べやすいのに、クセになる個性のある私の大好きなバゲットChèvre-au-Lait!残念ながら、土曜のみ。(右)Le Pastis Landais。ちょっと高め。個人的に言えば、味も結構普通です。4分の1切れで3$+税は惹かれないかも…お菓子類がこちらのお店のウィークポイントともインターネットで書かれていましたが、ケーキ類については確かに突出した部分が少ないかも。
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 (左)ケーキ類が弱くても、甘いパン類は強い!Caravansérailには、乾燥ナツメヤシ(デーツ)のコク+オレンジの風味にダークチョコの組み合わせが楽しく、一口、また一口とちぎってしまいます。これも土曜のみ。(右)Cérèsは全粒スペルト小麦粉のみ使用。アマランサスと粟(キビ?)のプツプツとした面白い食感に、黒胡麻がまた合います!
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 クロワッサンも幾種類か揃っています。こちらはスペルト小麦のクロワッサン。卵と蜂蜜も入っています。
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 (左)ほどよくマロンペーストが捻り込まれているMarie-Angeは、いつ食べても満足感が!(右)Le Crescendoも卵入り。こちらはお砂糖の甘みがほんのり。
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 (左)私が愛して止まない、Révolution Noire。ココア入りの生地から覗くのは、ドライクランベリーと超大粒のダークチョコ!こちらが焼かれるのは土曜のみですが、たまーに日曜に「昨日のパン」としてディスカウントされて店頭に並ぶことも。しかし大体が即日完売ですので、日曜に期待をかけない方がよろしいです…。(右)こちらはマロンペーストを練りこんだカップケーキ。クリスマス時期のみの販売だったのかな?シーズンが過ぎてからは見かけていません。
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 (左)Pomme Dedans!最後に、本当に「!」が付いているんです。適度な酸味を残して茶色くキャラメリゼされたリンゴのコンポートは、もちろん自家製です。(右)太陽の光が眩しいだけではありません。固い固いオリーブとタイムのフーガスが大好きな綺羅は、唇から血を流して(すごいけれど、実話)かぶりつくのです!いえ毎回出ているわけではないのですが、この時は唇が2mmほど切れていて焦りました。この他、オリーブ+タイム+乾燥トマト入りのフーガスもあります。
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 (左)Trois Raisinsは、サルタナ、トンプソン、カラントの3種の干しブドウがたっぷりです。ほんの少し、ナツメグが効いています。きっとレーズンばかりほじくって食べてしまう綺羅。止めるのも何だかかわいそうなので、あげられません。(右)グルグルグルッと干しイチジクがたっぷり巻かれています。
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 (左)Le Magicien。表記された原材料は、カスタードクリーム、レモン、生姜のコンフィ、ポピーシード、そして…魔法!これもかなり美味しいですよ。(右)Le Nid de Poireは、洋梨とチョコレートの相性が抜群です。チョコはブラックとホワイトありますが、ホワイトの方が好みです。
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 ここに来たら絶対に買ってしまうのがLa Tentation(右)。Griotte(酸味の強いチェリー)、レッドカラント(Groseilleとはそうですよね?違うのかな)、ブラックベリー、木苺、ブルーベリーに苺入り!これらの果実がホワイトチョコのベッドの上に並びます。
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 (左)こちらはLe Nid de Poireのブラックチョコ編。アーモンドスライスが散らされます。後ろに見えるのは、Le Duo d'Abricot…杏とホワイトチョコのデニッシュで、これもいけます。(右)カスタードクリームとダークチョコの巻き込まれたL'Empereurが、美味しくないわけありません!
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 上にも既に紹介しましたが、山羊乳のパンが多いのもこちらのお店の特徴。Monferrandは、どうしても食べてみたかったので、こんな薄いカットを購入しました。こちらも山羊乳、Grand Blond。小麦粉の他、全粒カムット小麦粉も使用されています。
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 パンの種類やその説明・焼き上がる曜日などが記されたリーフレットが用意されています。レジでいただけますので、是非。
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 (左)営業時間は上の写真の通り。月曜定休で、火・水7:00〜19:00。木・金7:00〜20:00。土曜が7:00〜18:00、日曜日は17:00閉店です。甘いデニッシュ類は、6つ以上買うと税金がかからないサービス。ただし、最初から税金を加算していないクロワッサンは除外。

Le Fromentier
1375 Laurier Est, Montreal
電話514-527-3327

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 入って目に付くのは、手前のショーケースの真っ赤な苺のタルト達!季節モノかしら?(右)もう一つオマケ…こちらからもう数十m進んだ所(1479 Laurier Est)にあるお菓子屋さんでも、同じように6つ以上は消費税を取らないサービスを行っています。写真は、メープルシロップのクイン・アマン。食べた人を罪な気持ちにさせる、憎いヤツですよね!?

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