2009年10月09日

あにはからんや

 「代々木アニメーション学院の学院祭に行ってみたい!」
そう想い続けて、既に16、17、…あらら、18年が経ちます。アニメがお好きなんですか?と尋ねられると、詳しいのはドラえもんくらい(しかもコミック本)。だけど昔テレビで見て面白そうなイベントだなぁと感じたのです。毎年、文化の日の頃に催されているのかな?一緒に行く友達も見つけているし、特に重要な用事と重なるわけではないのに、なぜか一度も足を運べていない。「じゃあ来年に」と言いつつ、カナダに越してしまいました。帰国して再び思い出し、昨年も恒例の「今回は必ずや」の決意のみあったのですが…北海道に帰省してしまったのでダメ。ところがなんと札幌にも学院ができたという事実を知って「これはいける!」と一瞬大喜び→何とかしようとはしたのですが、思い出せない理由で行かなったのですよねぇ。とにかく、今年こそ。その前に、一年前の北海道での滞在記を書いておきます。
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 到着したその足で、駅前食堂のちとせや(過去の紹介日記「千歳屋と、ガッツのある若者」「桜は続く。」)へ。現在、駅前店舗はなくなりました。2本左手の路地を入ってすぐの所に移転しました。詳しい住所はわかりませんが、すぐお隣の「旅館 ちとせ館」は「千歳市幸町6-14-1」。前のお店の場所から200mも離れていないので、すぐわかります。(左)梅村さんのとこのお姉ちゃんと、(一方的に)仲良し。今年の綺羅は背がもう同じくらいになっていますが、この時はまだこんなに小さかったのね!
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 (左)女将さんのあこちゃんと。「綺羅ちゃん、すっかり人見知りしなくなったね!」と驚いていました。(右)お土産のエルメを開けます。お兄ちゃんは、和菓子の方がいいみたい?次は群林堂で豆大福買って行くからね。
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 (左)手前から、イスパハン、オリジーヌ。奥のチーズケーキは、セレスト(パッションフルーツ、ルバーブそしてイチゴ)のシリーズだったと思います。何せ、一年前ですので…。(右)こちらは、手前がタルト・キャラメル。タルト・「カ」ラメル表記でしたか。とにかく、一目瞭然のキャラメル味のタルトです。奥がこれまた名前を覚えていないのですよ。濃厚なのに後を引く美味しさだったのは、言うまでもありませんけれど。
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 「ママ、スカートにゴミついてる!」「ママ、そのハートのネックレスかわいい〜。見しぇて」…綺羅もすっかり女の子!
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 翌日、早速洞爺へ。ウィンザーで、ある素敵な催し物があるのです。素敵なピアノ奏者と、スタイルのよすぎる…ではなかった、優雅なバイオリニストの織りなす音楽がゆったりと響くロビー。
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 訪れたのは、ちょうどお昼と夜の間。少しだけ夕食寄りの時間でしたが、カイザーのパンを見に行きました。生でもドライでも、イチジクに目がない私。ついひいき目で買ってしまいますねぇー。
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 (左)綺羅は、こういうコッテリしたのが大好き!「ピジャー(ピザ)!」と目を三日月にします!(右)かたや私は、しっかり甘党。
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 大好きなレーズン入りのパン。この子のレーズン好きは、きっと二歳までに刷り込み確立されたのでしょう…まだ私が甘いお菓子を一切与えていなかった頃に、唯一あった甘味がレーズン。甘くて、美味しくて。綺羅は、もっともっととねだったものです。懐かしい!
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 楽しみ以上のイベントというのは、こちら!なんとミシェル・ブラス氏(過去日記「再び、北国へA洞爺湖〜ウィンザーホテル(含ミシェル・ブラス!)」、そして息子さんであるセバスチャン・ブラス氏によるお料理教室です。毎年、フランスのライオールにある彼のレストラン本店がシーズンオフで閉まる11月に来日してお料理教室を開催するわけです。昨年までは参加費が3,000円程度だったのですが、今年はレストランでのお食事ご予約された方のみとなってしまいました。しかも悲しいことに、限定期間内!時間がない方には困難ですね!?うーん…。料理教室の翌日にランチとすれば一泊で平気なのですが、少し慌ただしいですね。
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 教えていただくのは、2品。まずは「栗のスープ: ほうれん草&オレンジを効かせて」。おおー、栗にほうれん草とオレンジ?体にもよさそう…いえいえ、味が決め手なわけですよね?そして栗はもちろんのこと、すね肉一つとってもなんと贅沢な品質なものだこと!その上、各受講者にアシスタントとしてミシェル・ブラスのお店で調理を務めるプロがついてくれます。光栄なこと、この上ありません。私は、ミシェル・ブラス・トーヤ・ジャポンのシェフであるジェームスと料理を仕上げていくことに。以前に面識があったので「あぁよかったぁ」と安心したのですが、それが災いしてお喋りしながらの不真面目な受講となってしまいましたよ。しかしさすがです、彼は仕事が当然早い!(左)これだけ剥くのに、数分。汚いのは私が剥いたもの…。(右)話しながらも、手の動きはどんどん速度を増します。ちなみに、同じナイフを使用しております。
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 セバスチャン・ブラス氏による仕上げ。中央の生クリーム、こうやって楕円形にすくうのが難しいのです。思わず「セバスチャン!」と悲鳴をあげる私でした。「スプーンをこうじゃなくて、この角度で持って…」と彼がやるともちろん完璧に美しい。私は、「見るとやるでは大違いなのだなー」と何度もスプーンを持ち直す羽目に。
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 こちらは「カレー風味のバターで火を入れたヒラメ: ゴマシオ(ブラス氏ブランドのごま塩ボトルが製造されているのです)、小松菜、近郊で採れたハーブ」の調理の一環として、平目について説明するセバスチャン。平目ほど食べる部分より捨てる部分の多い魚は珍しい!と話し、笑いを誘います。しかしなるほど、調理は魚をおろすところから始まっているのですね。切り身を買ってくる一般家庭の私は、厨房の常識に感動。
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 (左)「日本の包丁の方が効率的におろせるのだけれど、西洋料理分野の者には大きな刃は慣れないので」と、小さなナイフで手際よく平目一尾をどんどん切り身に変身させていきます。(右)たっぷりのカレー風味バターで焼いている間、調理室はいい香りでいっぱいに。
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 エミュルシォン(エマルジョン=乳化)を実践したソース作りのレクチャー。この時もジェームスが「ほらほら、パンが熱くなり過ぎてる…もうダメだ、焦げるわ」などと面白おかしく囁くので、笑ってしまって集中できず。すみません。しかも「あ、大丈夫だったね」というオチまでつけてくれるのですもの。その横で私は「フッ素加工だから、金属のスプーンとかは使っちゃダメなんだよ」とジェームスにこぼしていました。
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 こちらはサツマイモを使用した一品。箸休めのような付け合わせのようなそれですが、私はこれが結構美味しかった!松の実の食感が楽しく、あとオリーブの風味が非常によく合うんですね。今度、焼き芋を作る時に濃いオリーブオイルを垂らしてみよう。
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 (左)サツマイモ料理の出来上がりを持つジェームス。これは彼のレシピだとか。(右)お塩の他、色々の…ん?これは一体何?と伺ってみたところ、これらは「ニアックだよ」ですって。ブラス氏曰く、それは味や色によって皿にちょっとした驚きを与える物。黒オリーブのニアック、オレンジのニアック。ニアックの意味以上に、彼の料理に対する哲学、姿勢やポリシーまで少しわかったような気がしました。私にとって、苦手な春菊が鍋物のニアックだったりします…それとはまた違うのですね…。
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 料理のマジックを目前にした瞬間!あの食材が、こんな芸術品に生まれ変わりました。美しい!
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 色とりどりの花やニアックを使用して完成された一皿…いえ、1枚の絵ですね。
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 感嘆のため息は、今度は「では、盛ってみましょう」の一言で胃痛のため息に。あんなの出来ません!しかも両ブラス氏が近くまで確認に来たりすると…「見ないで下さい!!」とお皿を引っくる返したくなるほど。助けて。
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 残念ながら、少しピンボケ気味のブラス親子との一枚。私の使い方が乱暴で、もうカメラの調子が悪かったのです。
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 (左)同じくNikon利用者であった、ジェームスと最後に記念写真。彼はもう契約満了で、トーヤからはいなくなってしまいました。(右)さて、その後。ウィンザーのお部屋でゆったり…なんていうわけはありません。ここ洞爺に来たら、「シャンパーレシュー(サンパレス)♪」に行かなくてはならないという鉄のオキテがあるのです(→過去日記)。温水プールとは言え、12月直前は結構な寒さ。しかし水着に着替えて、出発!
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 ブラス氏との楽しいイベントは、これで終わりではありません。子供向けの、無料講座もあるのです。綺羅はもちろん、参加。次回、その日記を綴っていきます…。
posted by 裕美 at 16:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 北海道お出かけ情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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