2008年10月27日

素敵な失恋

 シィン…とすると不安になって、「ねえ、私のこと愛してる?」と耳打ちする。呼んだ時にすぐ来てくれなかったら、「私のこと好きじゃないの?」とショックを受ける。相手が気付かない時に、ドアの隙間などからじっと見て見ぬふりで観察している(微笑付き)。星占いで、自分の星座よりまず相手の星座をチェック…。これらは何も、振られる三日前の女性の行動パターンではありません。私が綺羅に対してすること、感じることの一例です。子供に対する気持ちって、一種永遠の失恋状態に重なる部分があるかなぁ?と考えることも多々あったり。
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 さて、今回の帰省中にまた旭山動物園へ行きました。まずは北海道の真ん中を目指してグングン北上します。まずは、岩見沢の手前にある喫茶店でエネルギー補給。いちごのアイスのあんみつとか、色々と。
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 ゴンタはいつでもどこでもバニラ一辺倒。頑固一徹なのですが、こちらのお店では旬の苺ソフトしかなかったのです。もちろんこの子は一口も食べず…野菜など他の物に好き嫌いを言うのはちょっと困りますが、お菓子関係は多少の嗜好があってもいいかな。かわいそうだったので、途中に他でバニラを見つけてあげました。
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 黒い粒、粒、粒。バニラビーンズたっぷりです!いい気分になったのもつかの間…何と言っても、旭川到着は4時15分。入園締切に駐車場に入った感じです。当然、「動物園、行きたいよー!」と大泣きの綺羅ンタ!困ったねぇ、と弱っていると、ほどなく見つかったのがこちらのポニー牧場でした。
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 コーフン!コーフン!自分が何かの役に立っているのが、たまらなく嬉しい綺羅です。私達大人にとっては小さなポニーも、この子には威風堂々とした「おんましゃん」。自分がママにでもなったかのように、二重あごで張り切ります!
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 (左)「こっちへおいで」とでも言わんばかりの仕草。何だか異様な迫力があります。(右)中にまで入って、餌をあげて。楽しくて仕方がないのでしょう。
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 (左)しかしすぐに帰る時間。だけどもう泣きません。お姉ちゃんになったものですねぇ。(右)夜は、私の旭川で一番の楽しみと言ってもいいほどの「四・六 ひさご鮨」さんへ。お寿司が本当に素晴らしい!しかも安いです…もちろんこのお値段ではなくたって、私はこちらへ伺うことは間違いありません。実はイクラがあまり好きではない私ですが、ひざご鮨では美味しく食べれてしまうのですよね。そして言うまでもない、こぼれるウニ!
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 どれもお口の中でとろけます。ですから、一通り出していただいた後に、どのネタを追加注文しようか迷ってしまうんですよねぇ。うーん。
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 (左)貝類が好きな私ですが、こちらのホッキはいつまでも忘れられないものです。(右)いいお顔されているでしょう?お鮨のことを話されている時です。
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 (左)最後はつぶで締めました。いい夢が見られそうです…旭山の動物達も出てきそうですが。(右)生花のある空間っていいですよね。結構人気のお店でも、これがないとなぜか少しガッカリしてしまったり。こじんまりとしたお店がお花を生けていると、ああこだわっているんだなぁって嬉しくなります。
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 綺羅は酢飯が好みではないようで、いつも食べません。だけど、雰囲気は大好きみたいです。だって生き生きしていますからね!?しかし、よく喋る喋る。お酒は飲めないくせに、俗に言う「飲み屋」の雰囲気が好きで、いつまでもお喋りを止めない誰かに似ています…そう、私です!カエルの子はカエルですね?(右)北海道弁の一部が紹介された湯のみ。綺羅は完全に北海道の言葉を話します。「ゆるくないねぇー(=緩くない→「きつい」という意味)」「〜じゃないかい?」「〜っしょ」「〜さ(「〜だよ」の代わりに)」「南蛮(唐辛子)」…。私が好きな北海道弁は、めんこい。「かわいらしい」という意味です。
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 (左)折り紙の鳥をいただいて、真剣にお話を伺っているところ。あまりに真剣過ぎて、笑顔が浮かびません!私が子供の頃に愛読していた「折り紙図鑑」には、これは「羽ばたく鳥」という名前で出ていました。ああ、懐かしい…。尾を引くと、羽が動く仕掛けになっているんですよ。「こーんなに大きな紙で折ったら、綺羅ちゃん乗れるねぇ!」と大きく大きく両腕を広げる綺羅。それに対して、そうだねぇー!と本気で考えた私です。この子がどんなに喜ぶかなぁ、なんて。(右)ごちそうさまでした、また伺わせていただきます。旭山動物園を訪れる方も多いと思います。その際は、是非こちらのお寿司屋さんへ足を運んでみて下さい!

ひさご鮨
北海道旭川市4条通6丁目7(JR旭川駅からおよそ700〜800メートルの距離)
電話0166-22-3727(不定休ですので、営業されているかお電話でご確認をどうぞ)

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 前の晩はなかなか夜ふかししていたくせに、「旭山動物園行こうか」と耳元で囁いたらパチッと目を開けました!(右)ようやく、鼻の先がおでこよりも高くなってきたかな?
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 私はこのホテルが大変気に入りました。若い頃にヨーロッパ旅行で私が常用としていた、「小さくて古いけれど、機能的なお部屋達」と同じ雰囲気を醸し出していたのです。それはダークな床のせいだったり、大柄な花のベッドカバーだったり、錆びた格子窓だったり、そこだけ浮いているTVだったりするのでしょうけれど。(右)動物園入場!…そうだった、無料駐車場側、東門をくぐった先には長めの階段があるのでした…。しかしこちら側の入り口でなければ、美味しいソフトクリームやプリン、そして市内の和菓子屋さんの販売している大福を置いているお店達がないんです。bor84.jpg
 (左)旭山動物園の大福と言えば、動物達の姿を模した物の方が有名になっています。でも私の大好きなのは、東門入ってすぐ左側のお土産屋さんのレジ前に置いてあるこの「もち処一久 大福堂」の長い大福。中に餡の入っていない種類以外、全て制覇させていただきました。もちろんこれからも食べますよ!(右)ホッキョクグマが呼んでいます…
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 笑顔を浮かべるでもなく、ただただ真剣にホッキョクグマを見つめる綺羅。実は私、ホッキョクグマを至近距離で目にすることが出来たのは今回が初めて。いつもものすごい混みようで、体が大きい私は他の子供たちの視界を遮ってしまうようで何だか前には出られませんでした。ところがこの日は比較的場所に余裕があり、(やはりググゥッと頭を肩にめり込ませてしまいましたが)綺羅の後ろの二列目で観賞するチャンスに恵まれました。目前に迫るホッキョクグマも感動的に美しいですが、それに対して真剣な眼差しを向ける我が子を至近距離で眺められるっていいですね!
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 (左)チンパンジーが天井部分にビッタリ…。(右)猿山内に設置された遊具と同じ物が、すぐ外にあります。猿達がどんなに運動神経に長けているか、そしてその身体能力に恵まれているか、知ることができますね。
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 石橋を叩いて叩いて、更に叩いてからでなければ渡らない綺羅。しかし最近、なかなか度胸が芽生えて来ましたよ!本人も少し得意そうです。
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 (左)ばぁばの手を借りながら、それでもしっかり何十分かは遊びます。ゆっくりゆっくり、出来るようになればいいね。まずは、楽しまなくては!(右)「ふぅー、いい汗かいたわ!」。で、ソフトクリーム。
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 私がモントリオールに渡った頃にヒットしていたJewelの「You Were Meant for Me」という曲は、失恋状態の核心をついていて驚愕が称賛に値しました。起床時の現実の悲哀に引き戻される瞬間と、考え込んでしまう就寝時。鏡はきちんと拭いて、鍵も鍵穴に忘れず、使ったタオルを拾ってくれる人はもういないから元通りに…。思い切って雨の中に映画を観に行ってみたけれど彼が隣にいないので余計寂しくなってしまう、とか。寂しいけれど友達に電話するのは悪いので、母親に「元気?」と突然電話してみる心理状態とか。「ああ、わかるなぁ」となることしきりです。この歌は本当に好きでした。これはもちろん私に限ったことではなかったので、モントリオールのお店などでこれがかかるとサビの部分でどこからともなく誰かが「You were meant for me...」と口ずさむ声が聞こえてきて。私も「And I was meant for you...」と思わず続けてしまったものです。
posted by 裕美 at 08:00| Comment(14) | TrackBack(0) | 北海道お出かけ情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月12日

猫に缶詰をあげる魔法

 ママ、今日の「ままばなし」はなぁに?…毎晩、綺羅にお布団でせがまれます。そうだねぇ…ともったいぶったふりをするのですが、絶対に出演しなくてはいけないのはアンパンマン。完全な出来レース、でもこれは決定事項なのです。そしてその他の登場人物の選択が比較的自由。「じゃあ、アンパンマンと魔法のキラちゃんにしようか。ある所に、アンパンマンと魔法を使えるキラちゃんがいました。キラちゃんは魔法でピューンと早く走ったり、うんと力持ちになったり…」「猫に缶詰をあげたり!」。綺羅が思わず甲高い声で繋げてくれました。頻繁に帰る北海道で、実家の猫に餌をあげていた習慣が強く心に残っている様子。「三つ子の魂百まで」。四つ子の魂もなかなか寿命が長そうですよ!?
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 前回からの続きです。ミシェル・ブラスの隣のアフリカン・レストランでコーフン!北海道では山の神様はヒグマですが、この子にとってサヴァンナの神は「キリンしゃん!」なようです。
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 (左)帰り道にある「洞爺 かわなみ」でさっと湯浴を楽しみました。(右)お風呂上がり、滞在客のお兄さん達に卓球を教えてもらう綺羅んぼ。テンテンテン…ピンポン玉は、床をはじくばかり。15分はじっくり付き合ってくれて、感動しました。
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 車の中で、ミシェル・ブラスのお土産を見て「ああ、夢ではなかった…」と安心した私です。メレンゲ主体のクッキーでした。
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 あれだけお昼遅くにいただいておいて、夜はきちんとお腹が空くものです!自分でも呆れてしまうと言いますか。梅村さんに紹介していただいた「オステリア バジル」へ友達と行きました。夜の千歳の街をどこで食べようかぁ…と車でウロウロして、浮かんだのがこちら。助手席で、「確かこの辺りに!」と叫んでしまいました。相変わらず面白いメニューが並んでいましたよ。(右)甘エビとろとろのアミューズブッシュ。
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 私がコースの中で一番好きな前菜が来ました!当然ですが、最初に…嬉しいことです。
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 (左)はじめ、普通の「ウニのパスタ」を想像していたんです。ところが、ウニがボロンボロン乗っていて驚きました!よく、ご飯の見えないイクラ丼というのを聞きますが、これはそのウニパスタ版。いえ、パスタよりうにの方が多い!?(右)メインはラムです。「あ、美味しーい」と間の抜けた声が店内に響いてしまいました。つい、ね。
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 翌日、ミシェル・ブラスでのひと時を自慢…ではなかった、報告しがてら梅村さんの農園へ。バーベキューなので、自分の食べたい物を好き勝手に持ち込みました。採りたてのチビ大根ややっちゃんの作ったおにぎりを焼いているうちに、「うーん、ミシェル・ブラスよりもこちらの方が贅沢な時間よね!?」と気付いた私です。来てよかったね。偶然にも、私の大好きなサン・ペレグリーノもありましたし!全部が全部、本当に美味しかった。ごちそうさま。
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 (左)また…!もう綺羅にとって、「梅村さん農園」=「スキー」が枕詞なのですねぇ?(右)バーベキューにガシガシ近づいて、「ほらほらほら、危ない!」と注意されます。本人は不服そうかな?
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 (左)ミシェル・ブラスのクッキー以外にもう一つ持ち込んだお菓子が、マシュマロ。普通の袋詰めの物ですが、焼くとものすごい美味光線を発します!最初は半信半疑だった梅村さんも「うわぁ、美味しい!」と感動してくれて嬉しかったぁ。(右)少し日が陰って来て寒いから、と何だか色々貸してもらった綺羅。
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 トラクターに乗せてもらったり、ハーブの種類を教えてもらって摘んだり。
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 私が個人的に大変気になっている、梅村さんのお兄ちゃんです。行動や言動が、全く読めなくて…。この日も色々と穴を掘って叱られ、「ここならいいよ」と許可された一箇所で一心不乱にシャベルを持って黙々と作業していました。もうとっくに他の事をしているのかと思ったら、いいえまだまだ。しっかり、地下水が出るほど掘っていましたよ!地層が…
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 綺羅が春に植えたカボチャの種から芽が出て、こんなに大きな苗に!「よくぞ大きくなった…」と、自分のみで育てたかのように喜んでいます。その後、美容関係に疎い私が唯一こだわる素肌化粧品(エスティー・ローダーのこちらこちら)の一つが切れたので、札幌買い出し遠征の旅へ出発。でも結局いとこのあっちゃんに入手してもらうことに。せっかくなので、根室花まる南郷店に立ち寄りました。回転寿司屋さんですが、見る度にネタは国産ばかりだったような!?輸入物も使用しているのかな?とにかく、すごいことですね。嬉しいです。(右)私がカメラを構えていると、遠いにも関わらず「写真ー!」と指示されて魚をかざして下さったお店の方。ありがとうございます。
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 うわぁ、食べに食べました。20何皿だったかしら?いつもは多少抑えるのですが、こちらでは遠慮なく行きます!
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 ご近所と言わず、いっそうちのお隣にこのお店があればいいのに…。千歳店オープンは、いかがなものでしょう?ほら、観光客の方々を見込んでみたりして。(右)サービス精神旺盛だった店員さん。微笑みながら、カメラにポーズを取って下さいました。皆さんこんな感じで、終始楽しそうでしたよ。
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 翌日は、また洞爺湖方面へ!(右)途中で通った大滝村の道の駅で見つけた、心惹かれる大福達。地元の方が作られているそうで、不定期に入ってくるとのこと。赤紫蘇や黒米、ヨモギに粟、そして豆大福です。「五個かあ!」と少し困り顔でかじり始めたのですが、結局車内で全部食べてしまいました。
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 その夜、千歳に帰ったその足で家には戻らず「レストラン アキオカ」に直行。どうもこの帰省中は時間が合わなかったり、定休日に当たってしまったりで今まで訪れることができないままでした。友達2人と出かけたのですが、こういったお店が千歳にあるのに驚いていました。いつものように、美味しい前菜→具だくさんのパスタ→メインのお肉料理→デザートが、華麗に供されて行きます。
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 デザートの種類が多いのが、とびきり嬉しい!そして毎回、全部ハズレなし。これってすごいですよね。
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 男の人が甘い物を食べる姿って、見ていて幸せになります。最近は、男性でもお酒を飲まれる方でもスイーツを楽しむことが多いですよね。お酒を飲んだ後の男性が食べたくなる物と言えば、ラーメンくらいかしら…と信じていましたが、もうそうでもないようです。(右)まだ他にも出てきてビックリ。もちろん、オランジェットの中のオレンジピールから全部手作りなんです。bor61.jpg
 綺羅が写してくれる、思い出の数々。ピンボケでも被写体が何でも、消去できない写真が多いんです。毎日、チャンスあるごとに伝えている「ママ、綺羅ちゃんのことが大好き」「ママ、綺羅ちゃんのことを愛してる!」。日に数回は包み隠さず、人前だろうが二人きりだろうが言うようにしているのですが、先日忙しくてそれが出来ないことがありました。お皿を洗い終えて、ふとお布団を覗くと既に軽く寝息を立てていた綺羅。しかし頭は本棚の方を向いたまま。まっすぐに寝かせてあげながら「ママね、綺羅ちゃんのこと…」と言いかけると、目をつぶったまま「だーい、すき」と言い終えてくれました。ああ、よかった。

posted by 裕美 at 07:06| Comment(12) | TrackBack(0) | 北海道お出かけ情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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