「How awesome to hear from you」。世界に散らばる友達とも、この書き始めで繋がることができる時代です。距離が人と人との関係を阻むことが圧倒的に少なくなったというのは、すごい変化ですよね。ローマに住むフランチェスカが「でんしめーる」という言葉を使用したのを聞いて、あ、素敵だなと感じました。その子にモントリオールからブルーベリーのケーキを焼いて持って行ったのですが、彼女は甘い物は一切摂らないダイエットの最中。「それでは」と自分へのお弁当としてケーキを持ってローマの街を歩いていると、何だか見たことのある顔が…。「そこの、マイアミで会った人!」と声をかけると、「おい、何やってるんだよ?」とその人は笑顔になりました。「ケーキを食べよう」と二人で遺跡か何かに腰かけます。2ホールは有難いことに全部なくなり、お礼を言いました。それからは大してない思い出話(だって、一度会ったきりですから!)に花を咲かせ、夕食を終えて。通りかかった恋人達も交えてトレヴィの泉の前でお喋りが続きます。「ドルチェ・ヴィータ!」と冗談めかして叫び、ハズレだったレストランも、花売り人から買ってもらった一本の薔薇も、楽しさと変化した夜。アニタ・エクバーグはいなかったけれど、本当に甘さを感じた20代。トレヴィの泉にコインを肩越しに投げ入れる観光客の気持ちが全く理解できないまま…「だってローマに帰って来たいなら、飛行機に飛び乗ればいいじゃない!?」。ブレーキも何もなかった、まさに私の心です。

ユーロに替わった現在のイタリアに行くのは簡単なことではありませんが、ジョン万次郎の時代には不可能であった旅行の数々を経験できたのはありがたいことと感謝します。今の私の「ドルチェ・ヴィータ」は美味しい物をお腹に入れること!2月24日の日曜日からの食日記です。前日の土曜の「15年ぶりに終電を逃す→始発で帰る→お風呂→朝の7時就寝→フラフラで11時に起床→たまらず再び目を閉じるとあっという間に11時半(魔法?)→服を着なくちゃ…と前日の服をつかみ、家を出る」というところまでは前回の日記で書きましたが、その後、お昼を食べた時の写真がこちら。行きたかった恵比寿のお店が日曜で閉まっていたため、
キオラへ連れて行っていただきました。お腹ペコペコだったため、3800円のランチコースで。お連れ様は、ええと、確か…2500円くらい?
(左)鮮やかなトマトソースのアラビアータ!
(右)私は、ポルチーニのキタッラを選択です。過去の日記で、キタッラを食したことがありました→「
パンがないなら、ケーキを食べれば?」 キタッラはギターの意味があるのですが、キタッラを作る器具はお琴のようですよね。
(左)カポナータのような、「何だか美味しかった物」。私は、一口味見させていただきました。
(右)メインは、鹿肉!…だと思うのですが。どなたか、写真を見ただけでおわかりの方…
(左)こちらも一口いただいたのですが、お酒にどっぷり浸っているナポリ風のデザートです。私はメニューをよくチェックしなかったのですが、「ババ」かな?しかしアルコール度が限りなく高い感じです。ナポリを見て死ね、と言いますが、こんなのばかり食べていたら、酔っ払ってしまって見える物もハッキリとは見えませんよ!
(右)私の方は、マンゴーとココナッツのテリーヌでした。

その後、4時に友達のさおりちゃんと銀座三越で待ち合わせです。ムギュゥと髪の毛を引っ張られ、「うわぁ、きっと酔っ払いの男性か何かだわ。そういう人に絡まれている女性を時々見かけるけれど、その犠牲者が今回は私!通りすがりの人は誰も助けてくれないかなぁ…駅員さんを呼ばなくちゃ。でも、こういう風に悪い事が起こったら次はきっといい事があるはず」などと勝手な想像を1秒足らずで膨らませていたのですが、振り返るとそこにはさおりちゃんが。ああ、よかった…。一人っ子って、妄想が人一倍激しいのですよ。彼女も一人っ子で妄想好きですし。夕食まで時間があったので、外堀通りにあった「
R25カフェ」に入ってみました。こちら外観は、いえあの、何と言いますか、驚くほど色気がないです。あくまで個人的な意見ですが、「あ、このお店何だろう?美味しそう、入ってみようよ!」と女の子二人組が自動ドアセンサーに向かって行く雰囲気はあまり醸し出していなくて。選挙事務所みたいな感じ?しかし入ってみると、思った以上の品揃えです。ベリーのタルト
(左)とか、大納言チーズケーキ
(右)など。値段も抑えてあって、好印象です。偶然でしょうか、外国人のお客さんも多かったです。

夕食は、
グルガオンの姉妹店「
カイバル」へ!こちらが本家といったところなのでしょうか。とにかくグルガオンばかり行っていますので、カイバルに一度行ってみたかったのです。場所的に、お値段も少しお安いかなぁと思って。すると、ほら本当にリーズナブル!と思ったら、「お値段的には、グルガオンより張りますけれどね」とお店の方。あ、そうでしたっけ…記憶力というか、注意力が足りなくてまいりますね。数字が頭に入って来ないのですよ。
(左)マンゴーラッシーを飲む、さおりちゃん。私は白湯です、白湯。さっとお代わりも持って来て下さって、嬉しかったですよ。
(右)これは美味しい!チーズクルチャです。絶対に食べましょう!
(左)こちらもグルガオンでよく頼む、温野菜のサラダ。クルチャもそうですが、2サイズある小さい方をほとんどの場合において薦められるそうです。二人でちょうどいい量だからだとか。無理に大きい方を押し付けようとしないのですね。感心いたしました。
(右)カレーが来ました!奥は、私の頼んだほうれん草のカレーのパニール(インドのカッテージチーズのような物)入り。さおりちゃんは、何カレーだっけ?

運ばれてきたカレー達を前にして、今にも襲いかかりそうな私達!落ち着かない手が、はやる気持ちを表していませんか?
(左)こちらは、また違ったプレート。そう、日付は変わって「翌日の」ランチなのです!キアブスちゃんの職場に近い、
グルガオンへ戻ってまいりました。インドカレー好きですねぇ。それにしましても、ランチセットってお得なんだなぁと実感いたしました。キアブスちゃんは三色カレー(甘口・中辛・辛口のカレーが一度に楽しめます。1000円)、大食いな私はグルガオンスペシャル(三色カレーに加えて、タンドーリチキンとデザートが付きます。1500円)を注文。あら、私の方にはライスも付いているのかな?三色カレーにはなかったのでしたっけ。忘れてしまいました。
(右)タンドーリチキンに添えられる緑色のソースは「バジリコのペスト?」と先入観を持ってしまいます。その正体は、ミント・チャツネ。ミントやコリアンダー、ほうれん草などが入っているのですって!

「デザートはいかがいたしますか」と二択で尋ねられ、「○○(ダル?)ハルヴァ」と聞こえたので迷わず「ハルヴァ!」と声を張ってしまったために苦笑されました。だって、懐かくてつい…しかも、日本でハルヴァが食せる場所を知らなかったものですから。ターメリックの風味が、何だか健康的な感じで嬉しかったですよ。

首から下がるストールが何だかかっこいいキアブスちゃん。何だか薔薇の花束を抱えて、ヘリから降りて来そうです。いつも出て来てくれて(しかも突然のお誘いにも関わらず)ありがとう!ランチの後の帰り道、大きな広告に私が!いえ、正確には私の名前が。「You & Me」だって。大きな栗の木の下で…
(左)その夜は、日比谷の「
SIAMシャム」で夕食でした。約束の時間まで日比谷図書館でフランス料理の本を読んでいたため、「やっぱりフレンチよねぇ」なんて感化されることこの上なかったのに、「タイ料理」と聞いてうわぁー!と舞い上がってしまったわけです。半分ウケを狙って頼んだ、「タマリンドのジュース」が思いのほか喉ごしがよくて…いえ、やはりそれなりだったかな。どちらなんでしょうね。こういう風にタイっぽい空間で味わうことに意義があるような気もします。
(右)生春巻きだ!と迷わず注文したのですが、「これってベトナムだよね」と後で指摘され、「間違った?」となりました。でも好きなのです。
(左)奥がパッパップン(発音できません…)、食う震災(変換もできません…空心菜です)の炒め物1370円です。手前はヤムウンセン(春雨の辛口サラダ)1050円かしら?人参のお花が結構な頻度で添えられていて、「タイってそう言えばフルーツ細工とかで有名よね」と思いだしました。素敵ですよね。
(右)今でも忘れられず、毎日恋い焦がれている蟹の卵とじカレー「プーパッポンカリー1800円。渡り蟹が200円増しでソフトシェルクラブになりますので、バリバリ行きたい私はそちらにしていただきました。もうすごーーーく美味しいので、覚悟して食べて下さいね。後を引くお味です。しかも、数日間。
(左)コウムウヤアン、豚とろ焼き1260円。いちいち感動させてくれます、こちらのレストランは…お店を構えて、もう10数年になるのですって。食後はサクーカティ(タピオカココナッツミルク)380円。トウモロコシが入っていて、タイ料理をよく知らない私は驚きました!一緒に行った方がタイに数年間いらしたので伺ってみると、「そういうのもあるね」と普通に答えるではありませんか。実は昨日もこちらで食べたのですが、二度目に食べるトウモロコシに対する違和感は消えて食感を楽しんだ次第です。
タイ国料理 「SIAMシャム」
東京都千代田区有楽町1‐6‐1第二日比谷ビル10階
電話: 03‐3592‐0053
営業時間: 11:30-23:00(平日15:00-16:30休憩、土日祝休憩なし)
年中無休
公式HP: http://www.siam.co.jp/
新宿店もあります。電話03-3225-3330

翌日は、日本橋の「箱根」へ。お酒は飲まないくせに、居酒屋のお料理が大好きです。(左)南蛮漬け?のお通しに「いいぞー」と期待が高まります!かまとろのお刺身。(右)この白さをご覧下さい!たまらなくコッテリ、ですよ。
日本橋箱根東京都中央区日本橋2丁目2-3リッシュビル1階(
地図) 東京駅八重洲口より徒歩5分、日本橋駅より徒歩2分
電話/FAX: 03-3278-8060
定休日: 日曜、祝日
11:00-15:00、16:00-23:45(ラストオーダー23:00)
(左)この時期メニューでよく見かける、山菜の天婦羅。たらの芽、うど…食べなければ損!という感じで頼んでしまいます。
(右)一方こちらは、そろそろ旬も過ぎてしまった牡蠣。昨年の暮れ辺りからあちこちのお店の貼り紙が目に留まり、ああ絶対に…と思い続けたにも関わらず、結局数度しか賞味しないままにこの日まで来ていました。口の中でとろけます。美味しんぼ富井富雄副部長の私の中での名言、「熱くてうまくて狂いそう!」が胸を打つ瞬間ってこういう時です。
(左)オム蕎麦、麦蕎ムオ。初めて食べました。もっともっと、卵が絡まるくらい多めだったら美味しいのではないかしら…それは邪道でしょうか?マヨネーズって必ずかけるもの?もう一度、試してみなくては。
(右)居酒屋のピザらしくないです!こちらは一転して次の日(水曜)の夜。「
ナプレ」ミッドタウン店は、いつも満杯です。本店の表参道店よりすごいことになっているのですが、「このお店を目指している人のみが来るわけではないので、混んで当然」というわけではないのです!平日の夜でも「予約でいっぱい」なのですもの。「買い物ついでに」とか「他の店に入れないから」とか「ちょっとピザが食べたくなったから」とかのお客さんはあまりいない様子です。この日はミッドタウンの案内係の女性に「直接伺ってみますと、もしかして…」と教えていただいて、一応顔を出してみました。最後に、「ほとんど可能性はないかと思われますが!」と付け加えられながらも、頑固にお店へ。すると、中に手招きされてテーブルに通してもらえました!写真を撮るにあたって、こんぶさんのワイングラスをお借りしてみました。実際に飲んでいたのは、右手に少しだけカップが写っているカモミールティー。
(左)チッチョリというピザは、豚バラ肉のフリットが特徴的。少量でも結構な存在感で、たっぷり振られた黒胡椒と相性がいいです!。チーズはモッツァレラのみではなく、リコッタがドウドウドと風の又三郎のごとく乗っかっています。かなりリッチな一枚ですので、責任を取って一人で黙々とたいらげるのではなく、他の人達と分け合うといいですよ。「しつこいから」と言って敬遠してしまうのはもったいないですよね。
(右)私はいつもの「マルゲリータ」。だって、これが一番シンプルでいけますから!その上にルッコラのトッピングもしてもらいました。400円でこんなに!いえ、「大盛りで!」とわざわざかけ合ったのです…嫌な客。ごめんなさい。でもルッコラって、これくらい量がなくてはね?

この日はロートレック展の帰りでした。「骨なしヴァランタン(この語感、大好き)Valentin le désossé」の実物を見たのはまさに初めてでしたので、そのイメージと違った姿にビックリ!もっとこう、痩せこけたノッポの中年男性かと信じ込んでいました。私の好きなアーティストの一人である彼の作品をこんなに堪能できて、心の飽和量がいっぱいです。映画「ムーラン・ルージュ」はあまり好きではなかったけれど、もう一度観てみようかな…。公開当時、イートンセンター内の映画館に行ったのよね。
(左)飲み物は水は不可、テーブルチャージまで取られる!…しかしね、パウラさんのこんな笑顔を見せられると、「満足だね!」とピザの美味しさだけに集中できるのですよ。
(右)楽しかったです…どうもありがとう、こんぶさん。

翌日の夕方、明大の先生を訪ねて研究室へとお邪魔してきました。色々と試したい物もあったのですが、授乳中ということで控えることに。会話のキャッチボール、と言いますか私が一方的にひとしきり喋った後、「アジアンダイニング KUU」で夕食です。先生オススメということで、さすがに美味しいお店でした。まずは外せない「生春巻き
(左)」に、コリアンダーのサラダ
(右)。この春巻きセットが侮れません!生、揚げ、蒸しの三種が供されるのですが、揚げにやられました…香ばしくてパリパリの皮に、「もっと食べたい!」となるはず。うーん、美味しい物ってあるものですね!

ガパオライス…だったと思うのですが、いかがでしょう。とにかく、こういう「半熟の目玉焼きの乗った系」は全て好きかも。具だくさんのレッドカレー。ライスには、焦がしたニンニクや玉ねぎが散らされています。

ローマで再会したその人とは、メールも何も交換せずに別れました。もともとの友達でもなかったし、何より「きっとまた偶然出会えるよ」と言い交わしたのが大きかったのです。じゃあそろそろ帰ろうか、と23時頃に手を振り合ったのが今のところ最後。全ての道はローマに通ず?でもLAのクラブの外で「避暑」していた際にも、「ユミ?」と声をかけられたことがありました。「マリア!」。振り向くと、マイアミ(またかという感じ)でつるんでいた子の顔がそこにあって驚きを声に放ちました。しかも彼女はスウェーデン人でもちろん母国在住!そしてそこが何と言いますか、枯れかけたクラブでしたので、お互い「…ここ、よく来るの?(=趣味わりぃ…)」と偵察し合ったのを覚えています。こんな素敵な偶然が再び襲ってくれたらいいなぁと願う昨今。だけど巣鴨ではちょっと遭遇性が低いでしょうか?